ご無沙汰しております。
横浜支社にて2022年度に営業終了となったみどりの窓口を巡りましたので
ここに纏めます。
2021年度はこちら。
港南台駅(8月25日営業終了)
港南台F1発行入場券。
2021年度には本郷台駅、根岸駅、石川町駅と3駅の窓口が営業終了となった根岸線。
今年度は港南台駅も窓口営業終了になりました。
港南区唯一のJR駅で駅前にはイオンなどの商業施設もありますが、
港南区の中心はどちらかと言えば京急線の上大岡駅付近であり港南台駅周辺は比較的落ち着いた街並みです。
所在地:神奈川県横浜市港南区
2021年度1日平均乗車人員:25,803人
国府津駅(8月25日営業終了)
国府津駅F1発行入場券。
国府津車両センターや国府津運輸区があり、運行上は重要な駅ですが乗降客数はそこまで多くないことが営業終了の要因であると思われます。
JR東日本が公表している各駅乗車人員によると、2021年度実績では隣の鴨宮駅(快速通過)の半分程度となっています。
駅舎は国府津運輸区と一体となっており、役場や学校のような見た目をしています。
所在地:神奈川県小田原市
2021年度1日平均乗車人員:4,604人
久里浜駅(9月7日営業終了)
久里浜駅F1発行入場券
看板が特徴的でした。
このあたりの横須賀線は日中は4両編成の列車が行き交うローカル線といった印象で、
久里浜から横浜や都内へは京急線の方が速くて安いという状況です。
最寄りの窓口は横須賀駅になります。
所在地:神奈川県横須賀市
2021年度1日平均乗車人員:5,235人
中山駅(12月15日営業終了)
中山駅F1発行入場券
2021年度に5駅の窓口が営業終了となった横浜線ですが、さらに営業終了駅が増えていきます。
中山駅は横浜市営地下鉄グリーンラインとの乗り換え駅でありますがこの度窓口営業終了に。
近隣には緑区役所や緑警察署があるほか、駅舎には駅ビル「ビーンズ」もありました。
※代替として話せる券売機が導入されました。
所在地:神奈川県横浜市緑区
2021年度1日平均乗車人員:33,761人
長津田駅(1月19日営業終了)
長津田駅F1発行入場券
中山駅に続いて長津田駅のみどりの窓口も営業終了となりました。
東急田園都市線との乗り換え駅であり、訪問した際も乗り換え客と思われる人の流れが多く見受けられました。
駅の外へ出入りする乗客よりも乗り換え客の方が多く感じたくらいです。
一連の窓口営業終了駅の中で、乗車人員数はダントツの多さですが、大半は乗り換え客なのではないかと思います。
※代替として話せる券売機が設置されました。
所在地:神奈川県横浜市緑区
2021年度1日平均乗車人員:49,039人(2021年度各駅乗車人員68位)
2021年度の営業終了と合わせて、横浜線の東神奈川~町田間のみどりの窓口は全て無くなってしまいました。(新横浜駅にJR東海の窓口はありますが)
流石にやりすぎなのではないかと思いますが、同じく東京メガループを形成する武蔵野線でも、主要駅以外のみどりの窓口は軒並み閉鎖されてしまったようなので、路線の性格上仕方ないのかもしれません。
雑感
今回は5駅を巡りまして、横浜線の中山駅と長津田駅は初訪問でした。
駅の規模感や旅客流動など実際に訪れて肌で感じられるものもあり、
乗車人員数だけでは見えてこないものもあると分かりました。
JR東日本は2025年までに首都圏のみどりの窓口を70駅程度にすると発表しており、
今後も窓口縮小の流れは続くものと思われます。
窓口の営業終了のほかに窓口のブース数が減少してしまった駅もあるようですが、
せめて窓口が絶対残るであろう主要駅(横浜駅や川崎駅のような駅)では、
ブース数を減らしたり営業時間を短縮したりせずに、窓口が無くなった駅からの需要を吸収できるようにした方が良いのではないかと思います。
繁忙期でもないのに、主要駅の窓口に行列ができている場面を見かける度に残念に思ってしまいます。
参考:JR東日本 各駅の乗車人員 2021年度
おわり。