あくてい雑記

旅行記,きっぷの話,その他思ったこと,考察など を書く予定

続・羽田空港第3ターミナル駅の指定席券売機

東京モノレール羽田空港第3ターミナル駅には、訪日旅行者向けにJR東日本の指定席券売機が設置されています。

JR以外の駅に設置されている指定席券売機であること、発行箇所名が「駅たび羽田」となっており駅たびコンシェルジュ名義の指定席券売機となっていることの2点が特異です。

そんな券売機ですが、2026年3月ごろに新型指定席券売機「MX-V10」に更新されたと聞き、様子を見に行ってきました。

acty217.hatenablog.com

↑2年前に訪問した際の記事はこちら

 

現地の様子

左から指定席券売機・WelcomeSuicaの券売機・東京モノレールの券売機の順で並んでいる

旧券売機は筐体に外国語のテプラが大量に貼られ騒がしい見た目になっていたが、新型券売機では今のところテプラは貼られておらず、すっきりした外観となった

 

指定席券売機の画面

初期画面では訪日旅行者向けに言語を選ぶよう表示されており、日本国内の旅客は他駅の券売機を使うよう併記されている

 

左上言語ボタンの「ENGLISH」を選択すると英語で各種ボタンが表示された

ただし左上の「日本語」ボタンを押すと初期画面に戻ってしまいボタンが消えてしまう

 

従来の券売機(MV50)は、訪日旅行者向けに設置されているにも関わらず初期画面が日本語表示でしたが、今回の新型券売機(MX-V10)では言語選択を促す表示に改善されています。

外国語で表示される各種メニューも「JAPAN RAIL PASS」など外国人向けに特化したもののみとなっていますが、MX-V10の分かりやすいUI構成や画面自体が大きいことも相まって、訪日旅行者でもあまり迷うことなくきっぷを発券できそうな印象を受けました。

 

しかし、日本語を選択すると先述の初期画面が表示されてしまい、日本語で各種発券メニューを表示することができなくなっています。

日本語以外の言語のまま発券してしまうと、英語が併記された券面となってしまうはずなので、この券売機では日本語券面のきっぷは発券できなさそうです。

そもそも初期画面には、日本国内の旅客は他駅の券売機を使うよう表記されており、このような案内は旧券売機(MV50)の時には無かったものでした。

券売機設置の趣旨が訪日旅行者向けというのはその通りですが、日本国内旅客の発券をシャットアウトするような表記は「そこまでしなくてもよいのでは?」と思ってしまうところです。

 

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旅客営業規則第70条区間での途中下車

JRのきっぷに関するルールは複雑難解であり、鉄道マニアの私でも知らないルールが多々存在します。

そんなJRのきっぷのルール(旅客営業規則)の中でも、首都圏在住であれば比較的触れることが多そうな特例が、旅客営業規則第70条(東京付近の特定区間を通過する場合の特例)です。

下図の太線区間を通過する場合は、太線区間上の入口の駅から出口の駅までは、後戻りしたり再度同じ駅を通らない限り、普通運賃・料金は、実際に乗車する経路にかかわらず、太線区間内の最短経路の営業キロで計算します。この場合、営業キロが100キロを超える乗車券(大都市近郊区間のみ利用の場合を除く)ならば、途中下車もできます。
なお、東京~品川間の新幹線は太線区間に含みません。

運賃計算の特例:JR東日本 より引用

 

要するに「東京山手線内とその外縁の一部区間を通過する際、その区間内の運賃は実乗車経路に関わらず最短経路の距離で計算する」という特例になります。

なお「計算できる」ではなく「計算する」なので、該当する場合は強制的に適用されるものになります。

先日、この特例区間において最短経路外へう回乗車し、う回経路上で途中下車する機会があったのですが、最短経路外でも途中下車できる根拠が気になっていたことを思い出し、調べてみることにしました

 

実際に使用した乗車券

実際に使用した新潟→横浜市内の乗車券

70条区間となる赤羽~品川間は最短となる東北本線・東海道本線経由で運賃計算されているが、山手線新宿駅の途中下車印が押印されている

 

今回使用したこちらの乗車券ですが、右上に「新宿」の途中下車印が捺されています。

券面表示経路では郡山(東北新幹線)東京(東海道本線)横浜と、山手線の東側を抜けていく形となっており新宿は通りません。

最初は券面表示経路通り乗車する予定でしたが、新宿へ立ち寄ることになったため、東北新幹線を大宮で下車し埼京線に乗り換えて新宿に向かいました。

(大宮~赤羽間も券面表示経路の新幹線ではなく埼京線に乗車していますが、本件とは別の特定区間のためここでは説明を省略します)

新宿では経路外と判定されて自動改札機を通過できなかったのですが、「確か70条とかいうヤツが適用されて精算無しで途中下車できたような…」と思い、有人改札にて「途中下車したい」と申し出たところ、乗車券に途中下車印を捺していただき下車できたのでした。

当時の私はこの特例についてあまり自身が無く、「もし乗り越し精算を求められても反論できないな…」と思ってしまったので、いつか調べてブログのネタにしようと考えていました。

ちなみに「70条区間の駅員がこの規則を知らずに乗り越し精算を求めてきて口論になった」という話(本当か…?)をネットで見たことがあるのですが、今回そのようなことはありませんでした。

 

また、この乗車券ですが横須賀線の武蔵小杉では自動改札機で途中下車ができました。

これは東海道本線の品川~鶴見間が大井町経由と西大井経由のどちらも利用可能な特定区間に指定されているためですが、新宿の自動改札機は通過できないのに武蔵小杉では問題なく通過できるのはどこか不思議な感じがします。

 

旅客営業規則を見てみる

本記事の最初で引用したJR東日本のホームページは「きっぷあれこれ」という、旅客営業規則のうちJR東日本に関するものをピックアップしたものです。

JR東日本のホームページでは旅客営業規則そのものも公開されているので、該当の条文を見ていきます。

第70条 特定区間における旅客運賃・料金計算の営業キロ又は運賃計算キロ

 

第70条
第67条の規定にかかわらず、旅客が次に掲げる図の太線区間を通過する場合の普通旅客運賃・料金は、線区間内の最も短い営業キロによって計算する。この場合、太線区間内は、経路の指定を行わない。
  • (注)東海道本線(新幹線)中東京・品川間は太線区間に含まない。

 

JR東日本:旅客営業規則>第2編 旅客営業 -第3章 旅客運賃・料金 -第1節 通則 より引用

70条では冒頭で引用した「きっぷあれこれ」と同様に「東京山手線内とその外縁の一部区間を通過する際、その区間内の運賃は実乗車経路に関わらず最短経路の距離で計算する」ということが書かれています。

70条は旅客営業規則の「第3章 旅客運賃・料金」内に記載されています。

ここではあくまで「運賃計算の話」をしており途中下車の話はしていません。

続いて途中下車の話をしている条文を探します。

第156条 途中下車

 

第156条
旅客は、旅行開始後、その所持する乗車券によって、その券面に表示された発着区間内の着駅(旅客運賃が同額のため2駅以上を共通の着駅とした乗車券については、最終着駅)以外の駅に下車して出場した後、再び列車に乗り継いで旅行することができる。ただし、次の各号に定める駅を除く。

JR東日本:旅客営業規則>第2編 旅客営業 -第4章 乗車券類の効力 -第2節 乗車券の効力 より引用

途中下車に関することは「第4章 乗車券類の効力」に記載されています。

この156条では、「乗車券は券面に表示された区間内では途中下車できることが基本ルールだが例外がある」ということが書かれています。

(近距離の乗車券や大都市近郊区間完結の乗車券で途中下車できないのは例外的なものということになります)

引き続き規則を見ていきます。

第159条 特定区間を通過する場合のう回乗車

 

第159条
第70条第1項の規定を適用して発売した普通乗車券、普通回数乗車券又は団体乗車券を所持する旅客は、同項に掲げる図の太線区間を通過する場合には、この区間をう回して乗車することができる。

 

JR東日本:旅客営業規則>第2編 旅客営業 -第4章 乗車券類の効力 -第2節 乗車券の効力 より引用

159条には、「70条の規定が適用される場合は該当区間をう回乗車できる」ということが書かれています。

70条の「運賃計算の話」と159条の「乗車券の効力の話」を合体すると、「70条の規定が適用される場合、該当区間では最短経路で運賃計算をするが、最短経路以外をう回乗車してもよい」という事になります。

第160条 特定区間発着の場合のう回乗車

 

第160条
第70条第1項に掲げる図の太線区間内にある駅発又は着の普通乗車券又は普通回数乗車券を所持する旅客は、その区間内においては、その乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、う回して乗車することができる。ただし、別に定める場合を除き、う回乗車区間内では、途中下車をすることはできない。

 

JR東日本:旅客営業規則>第2編 旅客営業 -第4章 乗車券類の効力 -第2節 乗車券の効力 より引用

次の160条では「70条区間内の駅発着の場合も70条区間をう回できるが、う回経路内では途中下車できない」ということが書かれています。

具体例を示すと下記のような事になると思われます。

(例)錦糸町(70条区間内)→函南(総武本線・東海道本線経由)の場合、最短経路の馬喰町経由で運賃計算をするが、両国・神田経由のう回乗車も可能。ただし両国~神田間のう回経路内では途中下車できない。

(ただし実際には、途中下車可能となる100kmを超える乗車券の場合東京山手線内もしくは東京都区内発着となる特定都区市内制度が適用されるため、160条の出番は少ないと思われます。)

160条では特定の区間の途中下車を禁じている一方、159条にはそのような記述はありません。

 

結論

今まで確認した条文をまとめると下記のようになりました。

70条 特定区間では最短経路で運賃計算をする
156条 乗車券の券面に表示された区間内では原則として途中下車ができる
159条 70条の特定区間ではその区間内でう回乗車ができる
160条 70条の特定区間内の駅が発着地の乗車券でも70条区間内をう回乗車できるが、この場合う回経路内では途中下車できない

結論としては、「70条特定区間内でう回乗車をした際、途中下車を禁じる条文が無いのでう回経路内で途中下車は可能」ということになると私は考えます。

仮にう回経路での途中下車が不可能なのであれば、159条も160条と同様に「う回乗車区間内では、途中下車をすることはできない。」という1文が最後に付くはずで、う回乗車するからといって乗車券は途中下車できるという原則は崩れないということになるのではないでしょうか。

また156条の「乗車券の券面に表示された区間」というのは乗車券の経由地(ルート)のことを指していますが、本来購入時に決定しなくてはならない(=券面に記載しなくてはならない)経由地を70条区間では乗車券の使用開始後に(指定された範囲内ですが)経路を選択しう回乗車できる訳ですから、う回乗車区間も「乗車券の券面に表示された区間」と同等の区間として扱われ、160条のように特段禁じられていなければ途中下車できる原則からも除外されないと考えることが自然ではないでしょうか。

「言われてないからオッケー」というのは若干モヤモヤが残るところではありますが、自分の中では上記をもって結論としたいと思います。

 

おわり。

新幹線eチケット(JRE POINT特典)でグランクラスに乗車

JR東日本が提供しているJR券予約サイト「えきねっと」には、JREポイントを利用して新幹線や特急列車に乗車できるサービスがあります。

従来、その対象は普通車指定席に限られていたのですが、2025年7月よりグリーン車グランクラスにも対象が拡大されました。

(グリーン券部分のみにポイントを充当してアップグレードするサービスは以前からありましたが、運賃・料金の全額をポイントから充当することはできませんでした。)

 

2025年7月中は、サービス開始を記念してグリーン車グランクラスのポイント交換レートが半額になるキャンペーンが行われており、普通車指定席よりもグリーン車グランクラスの方が少ないポイント数で乗車できる異常事態となっていました。

私は今までグランクラスに乗車したことが無かったので、この機会にポイント消化も兼ねて乗車してみることにしました。

 

www.jrepoint.jp

当時のキャンペーンページ

 

東京→新潟のJREポイント特典(グリーン車)

通常11,600ポイント必要なところ期間限定レートが適用され、5,800ポイントで乗車できた

 

行先はどこでもよかったのですが、「スーパーとき」こと「とき311号」に乗ってみたかったので新潟へ。

東京を出ると大宮と終点新潟にしか停車しない1日1本の速達列車で、東京→新潟の所要時間は驚異の1時間29分。

あっという間に新潟に到着しました。

(グランクラスの窓側が埋まっていたことと、乗車時間が短いこともあり行きはグリーン車にしました。)

 

新潟→東京のJREポイント特典(グランクラス)

通常は14,750ポイント必要だが期間限定レートが適用され、7,370ポイントで乗車

この区間の普通車指定席への乗車には7,940ポイント必要なため、それより少ないポイント数でグランクラスに乗車できた

 

帰りは念願のグランクラスに乗車。

東京まで、行きより長い2時間40分の所要時間でグランクラスの座席を堪能しました。

大きな座席がとても快適で、全く疲れることなく東京へ帰ってくることができました。

 

ちなみに新幹線のJRE POINT特典を紙のきっぷとして残したい場合、指定席券売機では発券することができず、みどりの窓口にて予約メールに記載の「会員番号」と「予約番号」を提示して発券してもらう必要があります。

通常の「新幹線eチケット」では、受取用のQRコード等を発行して指定席券売機で発券することができますが、ポイント特典の場合は窓口でないと発券できないのは少々謎なところです。

(そりゃJRとしてはチケットレスで乗車できるものはわざわざ発券しないで欲しいでしょうけど、通常のeチケットとポイント特典で差をつけている理由が思い浮かびません。)

 

おわり。

【色づく世界の明日から】長崎市内の聖地をお散歩(2024/11)

2024年11月、長崎市を訪れてアニメ「色づく世界の明日から」の聖地巡礼をしました。

「色づく世界の明日から」は何度も聖地巡礼するくらい大好きな作品で、最近は2年に1度のペースで長崎訪れています。

 

infinitedayo.jp

寂しさの中に優しさを感じる素敵な青春群像劇です。

是非一度全人類に見て欲しい。

 

1日目 (2024年11月18日 月曜日)

サンライズ号と新幹線を乗り継ぎ、昼過ぎに長崎入り。

ビジホにチェックインして、荷物整理と休憩をしてから活動開始することに。

 

まずは石橋電停から坂を上がった先の東山地区へ向かいました。

第1話で登場した「東山公園」に行ったのですが、先客がいたため翌日に出直すことに。

(このロケーションの中で談笑してた学生カップルさん、超羨ましいなあ…)

東山公園よりも少し南側に歩いた場所から見た稲佐山と市街地の景色。

最寄りの電停からの直線距離は近いものの、この高さまで階段を上らないと訪れることができません。

第1話で東山公園が登場するシーンも夕方だったので、雰囲気だけは感じ取ることができました。

 

東山地区から下山した後は、「グラバースカイロード」付近へ。

作中で頻繁に登場することもあって、長崎へ来た際には必ず訪れているスポットです。

エレベーターを乗り継いで楽に高台へ行けるので、単純に景色を楽しみに行くのにもオススメです。

 

この後は、浜町のアーケード街を街歩きしたりしてからビジネスホテルへ帰着。

 

2日目 (2024年11月19日 火曜日)

路面電車に乗ってプラプラした後、前日にじっくり見物できなかった東山公園へ。

 

第1話で登場する東山公園。

主人公が未来から2018年にやってきたことを実感するシーンで登場し、とても印象的な場面だったので一度訪れたいと思っていました。

滑り台の後ろには桜の木が生えていますが、作中では春のシーンだったため満開となって描かれていました。

 

作中と同じカットを。

 

主人公が滑り台の上から眺めた市街地。(公園の南端部から撮影)

実際に滑り台の上から市街地を写すと作中とは少し違う角度になってしまいます。

 

東山公園を堪能した後は、聖地の1つである「どんの山公園」を目指してみることに。

第1話終盤で登場したどんの山公園の一角。

東山公園と横方向の距離は大して離れていないのですが、かなり高低差がありとても疲れました。

 

どんの山公園から下山する際に撮影した1枚。

かなり高い場所であることが分かります。

 

この後はなんとか市街地まで下山し、長崎空港まで移動して帰宅。

 

いつか桜満開の東山公園に行きたいところですが、春先はいつも花粉症で具合悪いうえに仕事も繁忙期なのでなかなか厳しそうです。

 

 

おわり。

 

 

※訪問直後に書きかけて放置してしまった記事を修正のうえ公開したものです(2025/9/7)

 

響けユーフォニアムの聖地をお散歩(2024/10)

2024年10月、人気アニメ「響け!ユーフォニアム」の舞台となっている京都・宇治を訪問しました。

 

宇治は何度か聖地巡礼に行っているのですが、この時はTVアニメの3期を見終わったばかりで、3期のサントラを聞きながらお散歩したいなと思い訪れたのでした。

 

tv3rd.anime-eupho.com

 

まだ日中は暑い時期だったため、夕方から夜にかけてプラプラすることに。

 

まずは、2期で登場した宇治川水管橋へ。

京阪宇治線三室戸駅が最寄りで、聖地が集積している京阪宇治駅周辺からは若干離れているため、今まで訪れずにました。

作中でも夕方くらいの時間に登場していたはずなので、同じような雰囲気を味わうことができました。

 

 

その後は京阪宇治駅へ。

未だにパネルが置かれているのはファンとして嬉しい限り。

 

 

夕方の宇治橋

3期最終話でも描かれていましたが、橋の横を走るJR奈良線は単線から複線になりました。

 

 

ユーフオ1期が放送されたのは2015年、3期が放送されたのは2024年。

3期の最終話では、社会人となった主人公が登場が一瞬登場してエンディングとなるのですが、私自身も1期放送時は高校生だったこともあり、どこか作中の世界観と自分を比べてしまう部分があります。

まあ高校時代の私は運動部を中退していて、作中のように上級生として後輩の面倒を見たりした経験は無いんですが…

 

 

 

その後は、宇治市街をお散歩してから作中に登場したサイゼリヤに行きました。

 

食後は夜の宇治橋へ。

完全に日が暮れると結構暗いので、日没直後くらいの時間に行った方が、作中で夜に登場したシーンと近い雰囲気になるかもしれません。

 

 

 

最後に京都タワーに寄ってから帰りました。

ちょうどユーフォとのタイアップをやっていて、チケットがユーフォ仕様になっていました。

 

 

おわり。

 

 

※訪問直後に書きかけて放置してしまった記事を修正のうえ公開したものです(2025/08/30)

 

【さよなら北陸本線】新幹線が来ない特急停車駅を巡る【松任・鯖江・武生】

2024年3月16日に北陸新幹線の金沢~敦賀間が延伸開業し、同時に北陸本線の金沢~敦賀第三セクター会社に移管されてJR北陸本線としては廃止になりました。

北陸新幹線長野~金沢間の開業の際はまだ高校生だったこともあって、特急はくたかや475系が走っていた時代は知らずに終わってしまったのですが、せめて今回の敦賀開業前の北陸本線の雰囲気は記憶に留めておきたいと思い、開業直前の2月に北陸へ。

金沢~敦賀間でサンダーバードしらさぎに乗れればそれでよかったのですが、折角なので特急停車駅の中で新幹線がやって来ない松任鯖江、武生の3駅で降りてJR時代最後の様子を記録してみることにしました。

いずれも2024年2月23日の訪問です。

松任駅(石川県白山市)

駅名標 訪問時点ではJRのものがそのまま使われていた

 

△ホームの様子

 

△改札口およびみどりの窓口

 

松任駅F1発行の入場券

 

松任駅MK1発行の入場券 指定席券売機も設置されていた

 

第三セクター会社への移管に伴い定期券の発売を段階的に取りやめる旨の掲示。これは移管直前ならでは

 

△運賃表 東は魚津、西は湯尾まで表示

 

松任駅舎 近代的な橋上駅舎である

 

まずやってきたのは松任駅

白山市の中心駅で一部の特急が停車していました。

金沢市のベットタウンといった様相で、一部の特急が停車するが新幹線はやってこないという点では津幡駅なんかが近しい存在な気がします。

規模感的にみどりの窓口が無くなっていても不思議ではない気がしますが、JR最終日まで残存し現在はIRいしかわ鉄道がJR券の取り扱いを続けています。

 

△駅の西側にはJR西日本松任工場が広がっていたが三セク移管を待たずして閉所に

 

△ぷつりと途切れた線路が物悲しい

 

駅西側には松任工場があり、北陸地方を走る多くの車両がここで検査を受けていました。

北陸本線の三セク移管日を待たずして工場は閉鎖され、北陸本線と繋がっていた構内の線路は既に剥がされ分断されていました。

 

 

鯖江駅(福井県鯖江市)

駅名標 左右にハピラインのピンク色が見えており、JRの表記はシール張りであることが分かる

 

△改札口 有人改札の先に在来線特急がやってくる、とても旅情のある光景

 

鯖江駅F1発行の入場券

 

鯖江駅MK1発行の入場券

 

△運賃表 東は森本、西は湖西線の比良、琵琶湖線の河瀬まで表記 さらにJR東海区間東海道線も登場 松任と比べるとだいぶ関西圏や中京圏に近いことがわかる

 

鯖江駅

 

△駅前には大きなメガネのモニュメントが置かれている

 

続けてやってきたのは福井県鯖江市の鯖江駅

メガネの街として有名な場所です。

隣の武生駅と連続して多くの特急が停車していましたが、新幹線は鯖江駅武生駅と離れたところを通過することとなり、別途建設された越前たけふ駅に停車することとなりました。

このあたりの境遇は、魚津駅黒部駅黒部宇奈月温泉駅の関係に似ているかもしれません。

みどりの窓口が残存しており、現在はハピラインふくいがJR券の取り扱いを続けています。

 

武生駅(福井県越前市)

駅名標 こちらも鯖江駅と同様に移管に向けてJRの駅名標はシール張りとなっていた

 

武生駅ホームの様子

 

△改札付近の様子

 

武生駅F2発行の入場券

 

武生駅MK1発行の入場券

 

武生駅の運賃表 東は東金沢、西は湖西線の蓬莱と琵琶湖線の稲枝まで表記

 

武生駅鯖江と少し雰囲気が似ている

 

△ハビライン線定期券の事前販売を伝える掲示物  これも移管時ならではと言える掲示

 

最後にやってきたのは福井県越前市武生駅

前述の鯖江駅とセットで多くの特急が停車していましたが、一部武生には停車し鯖江は通過するサンダーバードもありました。

前述のとおり、新幹線は武生駅と離れた場所に新たに越前たけふ駅が設けられたため、武生駅には新幹線は来ないこととなりました。

 

△越前たけふ駅の開業を告げる看板

 

~雑感~

今回はしらさぎサンダーバードに乗りつつ松任鯖江、武生の3駅を巡りました。

ボンネットの489系やきたぐに、トワイライト、はくたか北越など多くの名列車が走った時代とは程遠いのかもしれませんが、特急街道と言われた北陸本線の最期の姿を記録、記憶できたことは良い思い出になるかと思います。

 

 

おわり。

【窓口閉鎖】JR東日本横浜支社 2023年度 みどりの窓口営業終了駅を巡る

毎年巡っているJR東日本横浜支社みどりの窓口営業終了駅ですが、2023年度は3駅が窓口営業終了の対象となりました。

 

横浜支社管内において、2021年度は13駅、2022年度は5駅の窓口が営業終了しているので、いよいよ中小規模の駅の窓口は整理し尽くされてきた感があります。

 

淵野辺駅(2024年1月10日営業終了)

淵野辺駅F1発行入場券

淵野辺駅みどりの窓口全景

△窓口営業終了を知らせる掲示

ここ3年で多くの窓口が営業終了していった横浜線ですが、その中でしぶとく残り続けていた淵野辺駅の窓口も営業終了となりました。

近隣に大学が多いことが窓口が残っていた理由の1つではないかと考えていますが、窓口縮小の波には抗えなかったようです。

窓口営業終了のポスター横には駅社員の手作りと思われるポスターが掲示されていたほか、対応頂いた窓口の方がとても感じがよかっただけに、無くなってしまうのは残念だと思いました。

最寄りの窓口は町田駅相模原駅になります。

※代替として話せる指定席券売機が設置されました。

 

所在地:神奈川県相模原市中央区

2022年度1日平均乗車人員:32,751人

 

東戸塚駅(2024年1月24日営業終了)

東戸塚駅F1発行入場券

東戸塚駅みどりの窓口全景

△窓口営業終了を知らせる掲示

横須賀線東戸塚駅みどりの窓口も今回営業終了となりました。

ここ数年の窓口営業終了の傾向からすると順当な気がしてしまいますが、平均乗車人員がJR東日本のトップ100に入るほど規模が大きい駅でもあります。

隣の保土ケ谷駅の窓口も2021年度に営業終了となっているので、最寄りの窓口は横浜駅戸塚駅になります。

※代替として話せる指定席券売機が設置されました

 

所在地:神奈川県横浜市戸塚区

2022年度1日平均乗車人員:48,916人(2021年度各駅乗車人員84位)

 

武蔵中原駅(2024年2月14日営業終了)

武蔵中原駅F1発行入場券

武蔵中原みどりの窓口全景 南武線E233系をあしらった装飾が特徴的だった

南武線武蔵中原駅の窓口も今回営業終了となりました。

駅の高架下にはJR系の商業施設ビーン武蔵中原もあり、南武線の他路線との接続の無い駅の中では規模感が大きい方なのではないかと思います。

駅の立川方には旧中原電車区(鎌倉車両センター中原支所及び川崎運輸区)があり、運行上の拠点駅となっていることから制服姿の乗務員さんが駅周辺を歩く姿がよく見られます。

運行拠点となっている駅のみどりの窓口がなくなるという点は2022年度に窓口営業終了となった国府津駅と同じです。

また、2023年度に窓口営業終了となった駅では唯一、駅業務を子会社に委託していない直営駅でした。

最寄りの窓口は武蔵小杉駅武蔵溝ノ口駅になります。

 

所在地:神奈川県川崎市中原区

2022年度1日平均乗車人員:25,107人

 

-余談-

全国的にみどりの窓口の縮小傾向が続く中で、私は通学定期券シーズンの窓口混雑が激化することを問題視していたのですがこの点に動きが。

prtimes.jp

www3.nhk.or.jp

JR東日本およびPASMO加盟各社おいて、通学定期券購入時の証明書の提示が入学時のみとなり、進級時には不要となりました。

券売機での通学定期券の継続購入や期限切れ定期券を挿入しての新規購入は今までは同一年度内であれば可能で、新年度になった場合は卒業まで有効の通学証明書を所持していたとしても一律で窓口での購入(=駅係員による証明書の確認)が必要でした。今後は卒業する年度までは新年度になっても券売機にて購入が可能になると思われます。

大学はさておき、高校を中退(=通学定期券の購入資格を失う)する人は少ないでしょうし、転居やキャンパスが変わることで通学区間が変わることもそこまで多くないケースでしょうから、春の定期券シーズンの窓口混雑を軽減するためにも妥当な判断ではないでしょうか。

 

2021年度窓口終了駅巡りはこちら。

acty217.hatenablog.com

 

2022年度はこちら。

acty217.hatenablog.com

 

引用:JR東日本 各駅の乗車人員 2022年度

www.jreast.co.jp

 

おわり。