2021年6月末に大幅リニューアルされ、その内容が良くも悪くも話題となっているえきねっと。
そのリニューアルによって、何故か発券できる社線(私鉄)との連絡乗車券が大幅に増えてしまいました。
どうやらマルスに運賃が登録されている社線の駅との連絡乗車券は概ね発券できてしまう仕様となっているらしく、一部規則的にアウトなものも発券できてしまうようです。
アウトなものも発券できるといことはいつ塞がれてもおかしくなさそうなので、今のうちに少し遊んでみることとしました。
(もちろん実使用して問題なさそうなものを購入、使用しています。)
松田・新松田接続 小田急線
辻堂から御殿場線経由松田・新松田接続で小田急線小田原までの乗車券です。
JR線の小田原と小田急線の小田原を区別するために「(小田急線)小田原」と印字されます。
このJR線と社線を区別するために「(○○線)○○」と印字されるのが個人的に好きだったりします。
申し込みの画面。
ちゃんと松田と新松田の間は徒歩って出るんですね。すごい。
基本的に小田急線は全ての駅が運賃登録されているようです。
JR東海と特急ふじさん号の乗り入れがあるためでしょうか。
なお、JR線との乗り入れの無い藤沢接続でも申し込み画面へ進めました。
ただし登戸新宿間に関しては、通過連絡運輸が廃止された経緯があるためか新宿着登戸着となる乗車券は発券できないようです。
(規定上は発売できるがあえて運輸登録されていないのだとか。)
横浜接続 東急線
東急線はJRとの乗り入れはありませんが運賃登録がされており、発券することができました。
ただし、全ての駅が運賃登録されている訳では無いようで、他に大倉山までは申し込みできましたが元住吉までは申し込みできませんでした。
これは恐らく東急線の場合、接続駅から社線内の運賃が同一の駅のうち最も高額な駅のみ運賃登録されているからではないかと思われます。
反町-白楽間が130円区間、妙蓮寺-大倉山間が160円区間となっており、白楽と大倉山はそれぞれ運賃が同一の区間中では最遠の駅となります。
一方申し込み画面に進めなかった元住吉は、横浜から220円区間ですがその最遠に位置していません。
考察
これらの連絡乗車券は、今までも係員用のマルス端末(=みどりの窓口) では発券できたもので、それが何故かえきねっと上に開放されてしまった形のようです。
ICカード全盛のこの時代に、一般人に対してJR線との乗り入れが無い社線との連絡乗車券の需要があるとは考えにくいので、何らかの都合で開放されてしまったのでしょうか。
私はJRの中の人でも何故かマルスのことを何でも知ってるオタクでも無いので、詳しい経緯は分かりませんが。。。
雑感
みどりの窓口の閉鎖やチケットレスの推進など暗い話題の多いきっぷ界隈ですが、久々に面白い話題が出た気がします。
私自身も社会人になってことやコロナ禍で旅行しづらくなったことできっぷを買う機会が減っていたので、きっぷ系の話題はご無沙汰となりました。
リニューアルされたえきねっと自体については、軽く弄ってみたところ前より使いづらくなった感じがします。
しかしJRE POINTを航空会社のマイルのように特典の特急券として使えるようになるなど気になる新機能もあり、今回の連絡乗車券でなく一般的な使い方をした際にまたレビューしてみたいところです。
おわり。